お腹の中にいる時から、母がラジオにあわせて歌っているのを聞いていたようで、専門家がまわりにいたわけではありませんが、なんとなく音楽が溢れている環境に育ちました。
幼稚園の音楽会で指揮をしている写真が残っています(自分でいうのも何ですが、結構様になっています)。その後、小学校で器楽クラブ、中学校では吹奏楽部、高校ではコーラス部に所属し、大学でオーケストラに参加しました(通っていた大学にクラブがなかったので、他大学に進出しました)。学校のほかでも、あかしや同好会(器楽クラブとオーケストラの合体したようなもの)、京都市市民オーケストラなど、いろいろと経験してきました。
楽器も、ハーモニカ、クラリネット、ヴァイオリン、マリンバと、とどまる所がありません。広く浅く、まさにアマチュアの典型です。
でも、それだけで終わらなかったのです。もっと知りたい、もっと上手になりたい、とにかく楽しみたい、この喜びを分かち合いたい。そんな気持ちがどんどん膨らみ、気がつくと音楽が本職になっていました。
音楽を学んでもらう際に、常に気をつけていることは、定説のようになっている教え方にとらわれることなく、本当に必要なことを考えて、それを分かりやすく丁寧に説明し、楽しく興味を持って学んでもらえるように工夫することです。私が選んだ絵本に曲をつけて創るオリジナルテキストも好評で、みなさんに喜んでもらっています。
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